FEATURES

機能一覧

LUMINA Engine でできることを、分野ごとにまとめました(内容は、エンジンの更新にあわせて変わることがあります)。演出や画面の機能はシナリオや画面のスクリプトから、配布まわりは制作ツールから使います。最後に、環境(Windows・ブラウザ・Android)ごとの違いと、制作を助けるツールを載せています。

文章と会話

ノベルゲームの中心になる、文章を読ませるための機能です。

メッセージ枠名前と台詞を表示します。枠やボタンの見た目は、画像で作品に合わせられます。
文字の装飾ふりがな(ルビ)、文字の色・大きさを、台詞の中で指定できます。
文字送り文字の出る速さと、クリック待ちの印(アニメーションも可)を設定できます。
オート・スキップ自動で読み進める・読んだところだけ飛ばす。既読はエンジンが記録します。
バックログこれまでの文章の読み返し、ボイスの聞き直し、その場面へ戻ることができます。
書体同梱の書体から選べます(Windows はパソコンの書体も)。縁取りや影も付けられます。
文字の入力主人公の名前などを入力する画面を出せます(ブラウザ・Android も対応)。

立ち絵・背景・CG

場面を絵で見せるための機能です。

背景表示・切り替え・スクロール。横長の背景をカメラのように動かすこともできます。
立ち絵登場・退場・表情の切り替え。素体と表情を重ねて 1 枚として表示できます。
位置と見せる範囲左・中央・右などの位置を指定できます。全身を見せるか上半身までにするかも変えられます。
口パクボイスに合わせて、立ち絵の口が動きます。
イベント CGベースの絵と差分を重ねて表示します。
スプライト好きな位置に画像を置いて、動かしたり消したりできます。

画面演出

場面を盛り上げる、切り替えや効果の機能です。

場面の切り替えフェード・クロスフェード・ワイプのほか、白黒の画像(ルール画像)の形で切り替えられます。
画面効果揺れ・フラッシュ・白黒やセピアなどの色合い、カメラの移動・ズーム・回転。
パーティクル雪・雨・桜など、粒が舞う演出を重ねられます。
図形の演出集中線・斬撃・稲妻・魔法陣など、画像を用意しなくても描ける演出。すぐ使える形で 70 種類以上そろっています。
コマ送りアニメ1 枚の画像に並べた絵を、順に切り替えて動かせます。

動く立ち絵

立ち絵をなめらかに動かすための機能です。LUMINA 独自の形式は、そのまま追加の契約なしで使えます。

2D モーション(独自形式)1 枚絵をメッシュで変形させて動かします。まばたき・口パク・奥行きのある動きに対応。専用のエディタで PSD から作れます。
部品アニメ(独自形式)部品に分けた絵を組み合わせて動かします。
Live2D にも対応(要ライセンス)Live2D Cubism のモデルも表示・動かせます。ただし Live2D を作品で使うには、制作者が Live2D 社のライセンスに同意し、必要に応じて契約を結ぶ必要があります。できることと注意は Live2D について にまとめています。

3D

3D の場面を ADV の中で使うための機能です。

3D の場面glTF / GLB のモデルを置き、光・影・空・霧のある場面を作れます。できた絵を背景として重ねます。
地形とたくさんの物起伏のある地形や、たくさんの木などを並べて表示できます。
3D の探索一人称・三人称でキャラクターを歩かせ、壁や地面との当たり、敵や拾い物を扱えます。
物理物が転がる・ぶつかる・積み重なる。倒れた体がくずれ落ちる表現(ラグドール)もできます。
3D の演出カメラや物を、時間をかけてなめらかに動かせます。

音とムービー

BGM・効果音・ボイス・ムービーの機能です。

BGMループ、フェードイン・アウト、曲の切り替え、一時停止、音量の調整。
効果音複数を同時に、ループ、左右の位置、距離感をつけて鳴らせます。
ボイスキャラクターごとの音量・ミュート、複数同時の再生、口パク連動。ボイスの間だけ BGM を下げることもできます。
システムの音ボタンの効果音やシステム音声は、本編の音とは別に鳴らせます。
ムービーオープニング・エンディング・イベントのムービー。クリックで飛ばせるかどうかも決められます。
使える形式音は Ogg Vorbis・Opus が基本です。動画は環境ごとに使える形式が違います(環境ごとの違い)。

分岐と進行

選択肢やフラグで物語を分けるための機能です。

選択肢一度選んだ選択肢の色分けや、今は選べない選択肢も作れます。時間内に選ばないと決めた先へ進む、時間制限付きの選択肢にもできます。
変数と条件分岐変数・フラグと #if / #elif / #else による分岐、条件つきジャンプ、ランダムな分岐。
周回をまたぐ記録クリアや到達の記録は、どのセーブにも共通で残せます。
フローチャート到達した章だけを表示し、そこから始め直せます。
シーン名場面に名前を付けると、セーブ一覧にその名前が表示されます。
マクロよく使う手順をまとめて、1 行で呼び出せるようにできます。

育成・恋愛シミュレーション

週ごとに予定を選んで能力を育て、出会った相手と仲良くなっていくゲームの仕組みです。設定ファイル 1 つとシナリオで作れます。

週ごとの予定予定表から 1 つ選ぶと、能力が上がったり下がったりします。疲れがたまると寝込む週もあります。
能力とステータス画面学力や体力などの能力を自由に決めて、ゲージ付きのステータス画面で見せられます。
出会いと気持ち条件を満たすと登場人物と出会い、好感度が動き始めます。友好度とときめき度の 2 本立てにもできます。しばらく会わないと機嫌を損ねる仕組みもあります。
デート・電話・一緒に下校相手と行き先を選んでデートに誘えます(行き先の好みで気持ちの動き方が変わります)。電話をかけたり、一緒に下校したりする場面も作れます。
行事と出来事決まった時期の行事(何年にもわたる暦で毎年の行事も)や、条件・確率で起きる出来事の場面へ自動で進みます。
結末最後に能力と好感度から結末が決まります。見本の設定とシナリオが付いています。

システム画面(標準で入っているもの)

タイトル・セーブ・環境設定など、作品に組み込む画面がひと通りできあがった形で入っています。見た目や動きは、画面ごとのスクリプトで作品に合わせて作り替えられます。

タイトル画面はじめから・つづきから・前回の続きから・設定・終了。
セーブ・ロードサムネイル付きの複数スロット、クイックセーブとオートセーブの履歴、中断セーブ。
環境設定画面・テキスト・音量・キャラ音声・ダイアログ・マウスの 6 つのタブと、言語の切り替え。
確認ダイアログ終了やタイトルへ戻る前に確認します。「次回から確認しない」も選べます。
操作マウス・キーボード・タッチ・ゲームパッドに対応。選択肢やシステム画面もキーやパッドで選べます。マウスジェスチャーや、スマホでは長押しで右クリックの代わりができます。
画面の保存ゲームの画面を PNG 画像として保存できます(ブラウザではダウンロード)。
起動時のロゴロゴやムービーを流してから、タイトル画面へ進みます。

多言語

日本語と英語など、複数の言語で作品を出すための機能です。

文言の表画面に出す文字を、言語ごとの表から引いて表示します。
言語ごとの差し替え絵・ボイス・シナリオを言語ごとのフォルダに置くだけで、その言語のときに差し替わります。
遊びながら切り替え環境設定から言語を変えると、その場で切り替わります。
英語の折り返し英語の文章は、単語の切れ目で折り返して表示します。

配布とストア

できあがった作品を、配布・公開するための機能です。

素材のパック素材をフォルダごとにまとめ、圧縮して配れます。パスワードを付けて暗号化することもできます。
スクリプトの暗号化シナリオや画面のスクリプトを暗号化して、中身を守れます。
Windowsフォルダのまま配布するほか、インストーラーも作れます。
Steam実績とクラウドセーブに対応しています。
ブラウザインストール不要。https のサイトに置けば、WebGPU に対応したブラウザで遊んでもらえます。
AndroidAPK と Google Play 用の AAB を作れます。データを Google Play から届ける方式(アセット配信)にも対応しています。
セーブの置き場所ゲームのフォルダに書き込めないとき(Program Files の下など)は、自動で書き込める場所へ保存します。

PLATFORM DIFFERENCES

環境ごとの違い

同じシナリオと素材が、Windows・ブラウザ・Android で動きます。ただし、次の点は環境によって違います。

項目 Windows / Steam ブラウザ Android
会話・立ち絵・画面演出 対応 対応 対応
Live2D
(Live2D 社のライセンスが必要)
対応 対応 対応
3D の場面・探索 対応 対応 対応
場面まるごとの切り替え演出 対応 演出なしで切り替わる 演出なしで切り替わる
動画の形式 ogv・mp4・wmv・avi など mp4・webm mp4・webm
音の形式 Ogg Vorbis・Opus・WAV ブラウザが再生できる形式(Ogg・WAV・MP3 など) Ogg Vorbis・Opus(WAV は不可)
選べる書体 同梱の書体+パソコンの書体 同梱の書体 同梱の書体
セーブの置き場所 ゲームのフォルダ(書き込めなければ AppData) ブラウザの中(サイトのデータを消すと消える) アプリの中
中断セーブからの再開 対応 — —
実績・クラウドセーブ Steam 版で対応 — —
配信先 Steam・自分のサイト・パッケージなど https のサイト Google Play・APK
操作 マウス・キーボード・ゲームパッド マウス・キーボード・タッチ・ゲームパッド タッチ(長押しで右クリックの代わり)・ゲームパッド・キーボード
開発用のデバッグ画面 対応(開発中のみ) — —

動画は、同じ名前の .ogv(Windows 用)と .mp4(ブラウザ・Android 用)を並べて置けば、シナリオは 1 つのままで各環境に合った方が流れます。ブラウザ版は WebGPU に対応したブラウザで、https(または localhost)のページとして開く必要があります。くわしくは 公式マニュアル第 6 章 を参照してください。

Linux・iOS・PlayStation系・Switch系は開発中で、現在は起動できません。

TOOLS

制作を助けるツール

Windows で使う制作用のツールです。使い方は公式マニュアル第 7 章にまとめています。

LuminaNovelAuthorシナリオを書くための専用エディタ。フローチャート表示、プレビュー、エンジンでの確認、作品の点検、翻訳やボイスの台帳。
LuminaScriptDesignerタイトル・メッセージ枠・環境設定・セーブなどの画面を、見ながら組み立てます。
MotionEditorPSD から 2D モーションを作ります(自動で骨組みを付ける機能つき)。
ParticleEditor雪や桜などのパーティクルを、見ながら作れます。
LuminaImageCompressorPNG などの画像を、配布用の画像形式(.lgc)に変換します。
ScriptEncryptorシナリオや画面のスクリプトを暗号化します。
PackTool / luminapack素材をまとめてパックにします(画面で操作する版と、コマンドで動かす版)。
ScriptValidator / SceneViewerシナリオの書き間違いを調べたり、場面を 1 つずつ確かめたりできます。
ReleaseBuilder / SetupBuilder配布用のフォルダ作り(不要なファイルを除いて点検)と、インストーラー作り。
EngineSetting / SaveDataManager / FileCheck作品と一緒に配れる設定ツール、セーブの置き場所の管理、配布ファイルの照合。
デバッグツール(Shift+D)開発中にゲームの中で開き、変数・フラグ・素材などを確かめられます。